Lightroomの現像プリセットを導入した

 こんな便利なものがあることになぜ今まで気が付かなかったのかというくらい写真整理が格段に楽になった話。


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まだ現像で消耗してるの?

 一度味を占めてしまうともはや現像抜きでは考えられない写真趣味ですが、気合い入れた作品撮りならいざ知らず、ちょっとしたスナップまで全部丁寧に現像していると大変疲れてしまうわけです。特にパワーのない貧弱なパソコンを使っていると殊更です *1。とはいえ撮って出しをそのままアルバムに収めるのはなんだかもやもやする……という現像中毒に罹ってしまい、面倒くささとの狭間で葛藤していた時、一筋の光が救世主の如く降臨せしめ、電子の大地を平定し、安寧と秩序がもたらされました。そう、現像プリセットです。

 正確に言えば現像プリセットの存在自体は前から知っていましたが、自分でよく使う設定をちょっと登録しておくショートカット的な使い方しかしてませんでした。誰かの作成したプリセットをダウンロードしてきて使わせてもらったのはこちらの「赤いクルマをグッとする」がはじめてで、自分のくるまが赤ということもあって便利に活用させてもらっています。


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淡いシアンで赤を引き立てる現像プリセット「赤いクルマをグッとする」

r458p.exblog.jp


 で、旅行写真とかが溜まってきたこともあり、ふと現像プリセットの存在を思い出してちょいと調べてみたところ、どうやら色んな人がプリセットをつくって公開してくれているようなので備忘録的に日記をつけておこうと思い至ったわけです(ようやく本題にたどり着いた)。てきとーにしか調べていないので検索で上位に出てきたところしか見ていないのですが、例えばこちらの Photonifty というサイトでは製品の試用版(?)という形で無償の現像プリセットが配布されています。たくさんありすぎてどれがなにやら訳わかんないかもしれませんが、てきとーに色々ダウンロードして好みのプリセットを見つけてみてください。

photonify.com


 現像プリセットの良いところは、もちろんワンタッチでいい感じに仕上げてくれるので手間がかからないというところに尽きるのですが、副次的効果として同じプリセットを使っている写真同士で方向性が揃いやすいという利点があると思います。自分で現像していると同じアルバムの中でもその写真単独のイメージに引っ張られてしまい、どうしても色調や雰囲気がバラついてしまいがちですが、プリセットを軸にすれば全体がまとまって安定感が出る、ような気がしています。写真のテーマがふらふらしていると現像でいじくりまわしすぎて画を破綻させることもしばしばありますが、そんな時にもプリセットをいくつか適用してみて方向性を探ってみたりと色んな使い方が出来そうです。


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裏路地の看板シリーズ


 プリセットの中には冒頭の写真のようにゴリゴリにエフェクトを加えてくるような、現像というよりはもはや加工に近い効果のあるものもありますが、スマホで撮った写真をアプリでぐりぐりいじっているみたいな感じがして、これはこれでたまには楽しいかなと思いました。やりすぎると何をしているのか分からなくなりそうですが。まあそんなこんなで便利なツールを導入したことで、またひとつ快適な沼ライフが送ることが出来そうです。という日記でした。

*1:いま使っているパソコンを組んだ時は、まさかここまでゴリゴリにマシンスペックを要求する趣味が出来ようとは微塵も思っておらず、しかも数年前の当時とはすでに規格の世代が異なっており、現行品でどこかを増設しようとすると連鎖的にあれもこれもで結局ほとんど総入れ替え……ああ前門の沼、後門の沼、右を向いても左を向いても沼沼沼……。